小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」その2

2012 / 03

先月に引き続き膝蓋骨脱臼のお話です。

脱臼状態をそのまま放置しておくと…

年齢が若く・体重が軽い状態では、膝蓋骨脱臼と診断されてもそう明らかな症状は起こさない場合もあるかもしれません。
それでも、膝の軟骨は徐々に悪い影響を受け続けることになります。
結果的に、通常に老化現象に「変形性関節炎(軟骨が原因となった関節のひどい炎症)」という病気が加わり、辛い生活を送る事になるかもしれません。

治療法は?

治療の基本は、脱臼をしないように手術を行います。
大切なのは、退院後のリハビリです。力を入れすぎないように毎日屈伸運動を行うことは、膝関節の回復や復帰をはやめます。同時に軟骨になる成分のサプリメントを服用するのもお勧めです。

何か予防は?

特別といえる予防策はありませんが、仔犬のワクチン接種時など健康チェックで膝蓋骨に異常が認められた場合には、ストレッチを兼ねた膝の屈伸運動を勧めています。
若いうちからストレッチを行うことは、筋肉や腱などの柔軟性を保つことになり、状態の悪化を遅らせる効果が認められます。
また、体重を増やさない・ジャンプ・階段や坂道の登りを控えるなど日常生活においても悪化を抑えるためには必要なことです。


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