猫の糖尿病~Part.1~

2014 / 08

毎日こう暑いと運動不足で体重が気になってきます。猫たちも肥満になると「糖尿病」に注意する必要があります。
今月は来月と2回に分けて「猫の糖尿病」について触れてみたいと思います。

糖尿病とは

血液中のブドウ糖は、インスリンの作用を借りて、細胞に吸収されエネルギー源として利用されます。
糖尿病は、インスリンの量が不足、または、作用が不十分で血液にブドウ糖が溜まって高くなっている状態(高血糖)になります。
この高血糖は、腎臓でのブドウ糖が再吸収しきれず、尿に糖が出ていってしまうために、「糖」が検出されるために「糖尿」と呼ばれます。
※糖尿病でもないのに病院に来る猫(ストレス状態)では、一時的に糖尿や高血糖になることがよくあります!

猫の糖尿病の特徴は…

猫では「膵炎」(下痢嘔吐など明らかな症状が出ない場合も)に罹ることから、すい臓の細胞でインスリンが作られずに糖尿病になることがおもな原因とされています。
また、作用不足の原因として、「ストレスホルモン」の存在が大きく関与しているとされ、感染症(ウイルスなど)・歯の病気(歯石や歯肉炎)・お腹の病気(下痢・嘔吐)・おしっこ関係の病気(膀胱炎)・甲状腺ホルモン異常…などでも血糖値が上昇して糖尿病になることもあります。
いずれにせよ、猫たちの「肥満」は高血糖を助長しますので注意が必要です!

PAGE TOP