アトピー性皮膚炎の新薬

2016 / 02

2月に入り早くもスギ花粉が飛び始めつらい季節になってきました。
今回は、新しいタイプの犬のアトピーの治療薬が登場することとなりましたので、「犬のアトピー性皮膚炎の治療法」について簡単にまとめたいと思います。

ステロイド剤

犬の痒みに対して有効で安価に利用できる治療薬です。内服薬および皮膚に塗る外用薬が利用されます。副作用が心配されますが、他の方法と併用しながら量や投与間隔を上手くコントロールできれば、快適な生活が送れます。

抗ヒスタミン剤

ステロイド剤が心配という場合に利用されます。抗ヒスタミン剤だけでは治療の効果が薄いため、他の治療法と併用して使われます。

減感作療法

唯一の原因療法(完全な治癒を目標とした治療法)です。「薄めたアレルギーの元」を注射や舌の下に入れて免疫が反応しないように治療してゆきます。長期にわたる治療が必要で、ワンちゃんと飼い主さんの根気が必要になります。

スキンケア

他の治療法の補助としてスキンケアを行います。皮膚の状態等により相応しいシャンプーを選択して薬浴や皮膚の保護を行ったり、免疫強化を目的とするサプリメントや塗り薬の併用を行ったりします。

免疫調整剤

皮膚に痒みや炎症を起こすまでの「途中過程」に作用するタイプの薬です。新薬もこの範疇に入ります。新薬の仲間には、ヒトで関節リュウマチや潰瘍性大腸炎等に利用されているものもあります。海外の情報によると、この新薬は痒みを有効にまた早期に取り除く効果が高いようです。ステロイド剤に代わる有望株ですが、あとは価格が気になるところです。


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