シャンプーの基本~Part.3~

2017 / 08

2回にわたり、シャンプーについてふれてきましたが、今月はシャンプーの実践法についてお話しします。
シャンプーの基本~Part.1~
シャンプーの基本~Part.2~

ブラッシングの重要性

ブラッシングは毎日行いましょう。
ブラッシングを行うと、汚れや余分な毛を取り除くだけでなく、通気性を改善し、皮膚の新陳代謝を高める効果が期待できます。はじめに毛根部をスリッカーなどですいてから、表面の毛に逆らわずにブラッシングします。
長毛種では耳の周りや足の付け根、体の内側など毛の擦れるところに毛玉が出来やすいので、ここを重点的に行いましょう。頑固な毛玉は痛がるため、無理やり取らずに毛玉を切り取った方が楽です。

シャンプーの方法

通常の場合、シャンプーを行う間隔は、2週間に1度程度です。
ただし、皮膚のトラブルでシャンプーを必要とする場合は、週に1度が基本となります。
人と比べると少なく思えるかもしれませんが、人よりも皮膚が薄いため、洗い過ぎはよくありません。

  1. 洗う前にまず「ブラッシング」を行いましょう。毛玉があると固まって大変です。
  2. ぬるま湯で全体をさっと洗って軽い汚れを取り、毛にシャンプーが馴染みやすくなるよう準備します。同時に肛門腺を絞ります。
  3. シャンプーを薄めてお尻から頭に向かってシャンプーを始めます。目や耳は敏感なため、最後に洗います。
    薬用シャンプーを使う場合は、すぐに洗い流さず、薬効成分が浸透するまで10分は置いてください。
  4. シャンプーを十分洗い流し、保湿剤等のトリートメントを施します。
  5. よぶんな水分を手でしぼり、タオルドライ・低めの温風で乾かします。

柴犬など、お風呂が嫌いで暴れてしまう場合は、あやしたりなだめたりしながら短時間で終わらせ、慣らしていってください。

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