歯の話 Part.3

2005 / 03

心臓にも歯の細菌が…

歯垢や歯石が引き起こす病気は、口や歯・歯ぐきだけではありません。
例えば、心臓の内膜から口腔内細菌が検出され、これが心臓疾患の一因となっていたケースがあります。
このように歯垢の細菌や細菌毒素が血液を介して、腎臓や肝臓・心臓などに運ばれ「腎不全」・「肝疾患」・「心臓疾患」の原因になるといわれています。

顔の皮膚に穴があいた!?

ただの皮膚病ではありません。
実はこれも、歯と歯ぐきの隙間から細菌が奥に進入し、そこで膿瘍(膿ウミの固まり)を作り、周辺の組織が腐り、結果、大きな穴が開いてしまった歯の病気です。
この場合、表面だけの消毒では治らず、再発しますので、原因となる歯の抜歯といった処置が必要となります。

歯が溶けてしまう?

これは、歯と歯ぐきの境を中心に本当に歯が溶けてしまう病気です。ある原因で、自分の免疫細胞が自分の歯を攻撃して溶かしてしまう、免疫異常の病気です。
特に猫によくみられます。

歯石予防

このように、歯は局所の病気にとどまらず、全身の疾患の原因になり得ます。
こういった病気の一番の予防はなんといっても歯磨きです。動物用の歯ブラシや、小児用の歯ブラシで磨いてあげてください。
ただ、大人になってしまうと、口をいじられることが苦手になりますので、小さいうちに歯磨きする習慣を身につける必要があります。
ただし、歯石まで状態が進行してしまった場合では、歯ブラシでは取り去ることはできませんので、動物病院に相談して「歯石取り」など処置をしてもらいましょう。


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