しっぽの気持ち!?

2006 / 11

犬たちは、犬同士や飼主とのコミュニケーションをとるために、体を使った表現や発声といった手段で相手に気持ちを伝えようとします。
なかでも「しっぽ(尻尾)」の動きは大変表現力に富んでおり、私たちにも理解しやすい行為です。そこで今回は「しっぽ」の動きを中心にその意味をお話したいと思います。

上に持ち上げる
ほかの犬たちや人などに対して、自信満々の気持ちでいることを示し、周囲の犬よりも高い地位にいる犬にみられます。地位は、体の大きさや小ささには関係ないようです。
下に下げる・股の間に挟む
自信がない場合や、怖さや不安があるという気持ちを示しています。病院に連れて来られた犬たちには、これら不安な様相がよくみられます。
左右に振る
一般的に喜びを表していると表現されますが、振るときは「これから相手にどうするべきか?」と考えていたり、好意を示したり、時に興奮している心の動きを示しています。
高く持ち上げ、先端を大きく振る
他の動きに似ていますが、これは威嚇のポーズで「これから攻撃するぞ!」という意味も示しています。初対面の犬や人に対しこのような仕草をした場合は、特に注意が必要です。
前あしを持ち上げる
遊びを誘う行為でもありますが、何か不安を感じ取ったとき、相手(人)もふくめ自分自身にも落ち着くよう求める行動だといわれています。
前あしやアゴを相手の膝や肩に乗せる
この動作は大変意味のある行為です。長年飼育している飼い主さんですら、この行為の意味を理解できていない場合が多くみうけられます。前あしを持ち上げる場合と同様に、遊びを誘う行為でもありますが、成犬の場合は「何かの要求や命令のためのジェスチャーに発展する・既になっている」おそれがあります。つまり、相手を支配しようとする行為のひとつでもあるのです。この行為を受けた場合は、ぜひ拒否してやめさせてください!

このように、日頃の犬たちの表現からこれだけの気持ちが読み取れます。
まだ十分に解明されていない行動もありますが、言葉が話せない犬たちと、さらなるコミュニケーションをはかるため、注意深く見守っていただきたいと思います。


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