ノミアレルギー

2008 / 09

暑さも幾分かおさまった9月ですが、「ノミのアレルギー皮膚炎」はこれからが本番です。

ノミのアレルギー皮膚炎とは?

人を含め犬・猫たちは、吸血時に出すノミの唾液(だえき)に対して、皮膚にアレルギー反応を起こします。
そのアレルギーの強弱により、皮膚の痒みなどが軽度から重症まで、さまざまな症状がみられます。

特徴は?

ノミの吸血場所である、「尾の周り」や「腰の背中側」を中心に皮膚炎が起きるという特徴がみられます。
突然振りかえって皮膚を舐みはじめたり、前歯で毛をかじる・抜くといった行為は、ノミの存在を疑ってみる必要があります。
ヒトの場合には靴下の中や足元が痒くなります。(ノミは床など低いところにいて跳びはねているためです。)
問題点が
今はアレルギーがひどくなくても、他のアレルギーと同じように、ノミに吸血され続けることで徐々にノミのアレルギーが蓄積されていきます。
その蓄積がある限界に達すると、アレルギーの症状が悪化することがあります!
また、春・夏よりも秋のほうが症状が重症化する傾向がみられます。

動かぬ証拠を見つけ出せ!

ノミ?かと思い、「ノミ」そものを探して見つけだすことは、ノミ自体は大変素早く動き回ることができるため、なかなか困難なワザです。
一方で、動かない「ノミの糞(ふん)」は容易に発見することができます。(「ノミの糞」の発見は「ノミの存在」を意味するものです)
地肌に小さい黒い粒々(血液の塊状)があればノミの糞かもしれません…

退治法

大発生さえなければ、ノミ取り用の駆除剤のみで症状は快方に向かいます。
ところが、いくら駆除剤を使用しても一向に改善されない場合には、ノミの殆どが外界の環境に生存していますので、寝床やカーペット・床などの環境面での駆除対策も徹底的に行われないと困難な場合もあります。

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