協力しあいましょう

2009 / 04

4月は狂犬病の予防接種の時期です。そこで今回は狂犬病についてお話しましょう。

狂犬病とは?

「狂犬病ウイルス」による感染症です。
ご存知のとおり犬やヒトでは有名な病気ですが、意外にも猫・スカンク・アライグマ・ハムスター・牛など、数多くの哺乳類も感染します。

どうやって感染するの?

唾液(だえき)中にウイルスがたくさん存在していますので、咬まれる・舐(な)められたりして感染します。ウイルスは神経を好む性質があり、感染した近くの神経から進入して、最終的には脳まで感染が及びます。
ほぼ100%死亡!
感染したと思われたら死亡するまでは時間との勝負になります。
残念ながら神経症状を示した場合には、これという治療法はなく、死に至る可能性が非常に高くなります。

外国の現状

一部の国をのぞいて、ほとんどの国で発生しています。つまり「いない国のほうが珍しく」、日本はそのひとつです。
海外で日本人が犬に咬まれて死亡した事例が、最近でも報告されています。

日本は大丈夫?

日本の隣国でも多くの狂犬病が発生しており、世界中で年間に「数万人」もの尊い命が奪われています。
残念ですが、日本でもウイルスが進入する危険な経路が存在しています。例えば、外国船に同乗している犬たちの不法入国(不法上陸)や感染の危険のある動物たちの輸入です。

予防が何よりも防御

幸いにして日本は島国であり、水際での検疫の機構により、ウイルスが潜入しにくくなっていますが、それには限界があります。
全体の約70%が狂犬病の免疫が得られていると、流行を防げることがわかっていますので、万が一を考え、犬たちには予防注射を行い、その流行を防げることが肝心です。
行政も「70%」の達成をめざしていますが、「日本には狂犬病はないから」「他の犬がやっているから」などの身勝手な理由で注射をしない飼主さんが大勢います。
みなさん全員で協力しあいましょう。


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