夏から冬にかけて増える猫引っかき病

2003 / 08

人がバルトネラ・ヘンセレという細菌に感染すると、微熱が出たりリンパ節が腫れたりします。
通常は2~3ヶ月で自然に治りますが、長引くと急性脳炎や肺炎、心内膜炎などにつながることもありますので、特にお年寄りや小さいお子さんなど抵抗力の弱いかたは注意が必要です。

どうやって感染するの?

ノミの媒介や感染した猫に引っかかれた傷口から細菌が入ることによって感染します。
そのため猫の感染率は、動きの活発な若い猫や、ノミが繁殖しやすい温暖な地域、猫の多い都市部などで高い傾向があります。

予防方法は?

マメにツメを切り、動物病院が処方する薬でノミの駆除をしっかり行いましょう。
まず飼い猫への感染を防ぐために、室内飼いをするのもよい予防方法です。
また猫に引っかかれた後は傷口を消毒し、それでもよくならない場合は、早めに医師に相談しましょう。
なおこの細菌は猫に感染しても発病しません。飼い猫が感染しているかどうか気になるかたは動物病院で血液検査を行うとよいでしょう。

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