辛い生活ですーフィラリア感染

2010 / 09

フィラリア検査で、感染が陽性(感染していている)と判定された場合には、犬たち・飼い主さんともに大変につらい治療に向き合わなければなければなりません。
今回は当院でのフィラリア治療の方針についてのお話をいたします。

事前検査

レントゲン・超音波および血液検査などで、感染の重症度や身体への影響などをくわしく調べます。

判断

事前検査の結果から、

  1. 「辛い治療にも耐えられる状態」と判断される場合には、「駆除」という選択肢を飼い主さんへお示します。
  2. 「駆除によって死亡してしまう可能性もある」と判断される場合には、「駆除」・「温存」(フィラリアと共存していく)の2方法を提示し、飼い主さんの意向を考慮し治療を進めます。
  3. 「駆除は却って死亡を高める」という状態のときには、「温存」という選択肢をお示しします。

駆除とは?

犬用に認められた注射薬を3時間あけて2回投与します。
注射の成分は砒素(ひそ)剤のひとつですが動物への安全性は高いものです。
注射後、時間をかけ徐々にフィラリアが死滅して分解・吸収されていきます…この間、約2カ月…ケージ飼いなどで運動を避け、安静に努める必要があります。

共存とは?

言葉の通り、フィラリアに感染したままで生活をしていくことです。
寄生によって少なからず病状が進んでいきますので、内服薬などで進行を抑えつつ、フィラリアの寿命(5~6年)が全うするのを待ちます。

予防が第一!

このようにフィラリアに感染すると、つらい治療が待っています。
最近では美味しく味付けをしている予防薬もありますので、予防を心がけましょう


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