薬を飲ませられますか?

2015 / 05

最近動物用に、長期間有効な注射薬も登場していますが、治療・予防薬は、大概、自宅で飲ませる必要があります。
そこで今回は「薬の飲ませかた」のポイントに触れてみたいと思います。

食餌に混ぜて行う

食餌やおやつに混ぜて与える方法です。
一番簡便といえる方法ですが、毎日続けると動物に疑心を抱かされたり、薬の臭いや味が好みではない場合には失敗する可能性があります。
適当なサイズのスライスチーズの中央に薬を入れ、団子状にしてから食べさせる方法は成功率が高く、おすすめの方法です。

直接飲ませる

上記の方法が困難な場合には、直接飲ませる必要があります。

  1. 親指と人差し指で上顎の犬歯(一番大きな尖った歯)付近を挟んで上向きに頭を固定
  2. 口の正面から反対の指で、口を下に大きく開けさせる
  3. すかさず喉の奥まで薬を押し込み、素早く口を閉じてじっと我慢する
  4. 舌(べろ)を口から大きく出すことを確認する(成功の証)
  • 舌の上に薬を載せる程度ではまず出され失敗します。見えない程度の奥まで突っ込んでください。
  • 飲ませたと思っても、あとで吐き出していることがありますので、その後をしっかり確認してください。
  • 「投薬器」という道具もありますので、動物病院にお尋ねください。

事前練習は必要

最初から出来るとは思わないでください。病院スタッフに方法を確認するなど、事前練習しながらコツをつかんでおきましょう。

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