身近な植物の危険について

2015 / 08

巷ではガーデニングが流行っています。なかには動物が摂食すると危険な植物もあります。今回は身近で代表的な植物をご紹介いたします。

ジャガイモ・トマト・ナス

これらはナス科の植物です。ご存知のとおりジャガイモの皮や芽の緑色の部分に毒が含まれています。またトマト・ナスの葉や茎にも危険な成分が含まれています。誤食により嘔吐や腹痛などを引き起こす可能性があります。

ウメ・モモ・リンゴ・アンズ

人にとって実の収穫が楽しみとなる植物ですが、未成熟の果実や種の中身に有害な成分が含まれています。これには呼吸困難やけいれん等の原因になります。

チューリップ・ヒヤシンス・ユリ

ユリ科の仲間です。これらも身近にプランターなどに植えられていることも多いですが、ユリ科の摂食は腎機能障害や神経症状を示し死亡することもあり大変に危険です。特に猫たちは少量を口にしても重症化します。

サツキ・つつじ

道路脇などにも植樹されていますが、これらも葉・茎や蜜には毒が含まれています。嘔吐や下痢などの消化器症状や神経障害が起こります。特にサツキの毒性は強く、大量に摂取したときには死亡する危険性もあります。
動物には本能的に草を口にする本能があります、また、植物の実などで遊んでいてかじることで思わぬ事故も起こりえます。

動物が急激な体調の変化を示した場合には、このように「植物」という原因もありますので、何か口にしていないか周囲を確認してから病院にお連れください。

PAGE TOP