こんなものまで?!

2016 / 01

動物たちは人では考えられないものを口にしてしまうことがあります。そこで今回は「誤食」について触れたいと思います。

本能から

動物の生命を維持するうえで、「狩り」「拾い食い」という本能があります。飼育下で十分な食餌があり何時もお腹が満たされたとしても遊びのひとつとして行います。
特に幼弱な世代では「ボール」「コイン」「電池」「くすり」「ボタン」「タネ」「竹串」までも、無分別に口にします。
誤食は「消化管のダメージ」「閉塞」「腸捻転(ねじれる)」「穿孔(穴があく」「腹膜炎」など重大事故につながる恐れがあります。

お腹の不調から

動物は何か口にしたものを吐き出したいというときには「植物」を口にします。また、下痢等で整腸作用の目的でも植物を口にします。普段以上に多くの植物を口にしたときは、何かお腹の調子が悪いかも?と察してください。

精神的な問題から

見えないストレスや認知障害からの誤食が起こります。特に危険なのが「石」です!
過去に考えられない量の石が胃に詰まっていましたことがありました。

糸・紐は危険!

玩具などに付いている「糸」「紐」は飲み込むと大変に危険です。腸に侵入した糸・紐は、腸管を切り裂き腹膜炎を引き起こす恐れがあります。決して人の目の届かないところで「糸・紐」で遊ばせないよう注意しましょう。

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