角膜が削れる!?~Part.1~

2016 / 03

目の表面にある動物の「角膜」は、ヒトよりかなり大きいため、目のトラブルで一番多いところです。そこで今回は、角膜の仕組みとトラブルについて触れてみたいと思います。

角膜とは

俗に白目・黒目と表現されますが、角膜は黒目の一番外側の透明な膜状のものです。膜状といっても、厚さ約0.8mmと外界からの刺激から守る丈夫な構造となっています。
皮膚と同様に角膜の表面は下から新しい細胞が作られ古い細胞が表面からはがれる仕組みになっています。一方で深い組織はコラーゲンで、代謝は大変に遅く、全部置き換わるまで2~3年を要します。表面は「涙」・裏側からは「眼房水」で覆われ、角膜に水分・栄養分が補われています。

角膜が削れる

角膜が削られる状態を「角膜潰瘍」と呼びます。角膜は透明でも神経が発達しており、痛みに敏感ですから、動物の場合、痛みで擦りさらに悪化させるので注意が必要です。

症状として

目を閉じる・目やにが出る・涙が出る・まぶしそうにする・目をこするという仕草がみられます。

深さ次第で…

表面の浅い潰瘍であれば上記の新陳代謝から7日以内で完治します。一方で傷が深くなればなるほど回復が遅れます。深い傷は順調にいっても2ヶ月以上もかかります。


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