ベタついて臭う~皮膚のトラブル~

2017 / 10

高温多湿の時期に気になる皮膚の「べたべた感」とあの「独特の臭い」。
今回は、愛犬の「マラセチア皮膚炎」について、ふれてみたいと思います。

マラセチアとは

健康な動物の皮膚にも常在している脂質を好む「酵母」(真菌)のひとつです。酵母菌はジメジメして暖かい環境を好みます。
例えば、耳垢のこげ茶色の汚れは、酵母菌が多く増殖している証拠でもあります。

マラセチア皮膚炎の特徴

痒み以外に、油っぽいフケや汚れや発酵した甘酸っぱいにおいが特徴で、シャンプーしてもすぐにベタつきます。
耳・脇の下・首の下・内もも・股の間など、皮膚がこすれる部分に多く起こります。皮膚炎が長期に及ぶと皮膚が黒ずみ、厚みが増してごわごわしてきます。

皮膚炎を起こしやすい要因

高温多湿な環境、皮脂の分泌過剰、常在菌の異常、皮膚バリアの異常および菌の毒素等がより強い皮膚炎を引き起こします。
発症しやすい犬種:ウエスティー・シーズー・コッカー・ダックスフント・キャバリア・プードル等

マラセチア皮膚炎と関連して

アトピー・食餌性アレルギー・甲状腺ホルモンの低下・脂漏症および細菌感染症等に関連しています。(アレルギー体質の動物はマラセチアが少量でも過敏に反応して痒みが出るといわれています。)

マラセチア皮膚炎は他の疾患と関連しているため、根治させることは困難で、投薬・薬浴等で上手に付き合っていく必要があります。


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