覚えておこう!~子犬の親離れ~

2004 / 08

ちっちゃな子犬、可愛いですよね。幼ければ幼いほど愛らしいその姿には「すぐに飼いたい」という衝動にかられることも多いでしょう。
しかし、親離れの前に引き取ってしまうと、のちのち問題行動をひき起こす可能性が潜んでいることをご存知ですか?

親離れとは?

子犬は生後4週間ほどで、母犬の世話から徐々に独立し、兄弟や親との親密なかかわり合いを通じて、犬同士の「おきて」や「しきたり」を学習しはじめます。
この学習の時期は、最低でも生後60日ほどは必要だといわれています。

親離れの前に引き取ると?

ところが、あまりにも幼いうちに新しい飼い主さんのもとへ引き取られ、この大切な時期を満足に過ごせなかった場合、その子犬は、急激な環境の変化や、飼い主さんとのコミュニケーション不足により、精神的・肉体的ストレスを負うことになります。そしてそれが原因となって、犬の異常行動やしつけの失敗を引き起こしているケースがあるのです。

信じられないかもしれませんが…

こういった問題により、手に負えなくなった飼い主さんが、結果として、飼育の放棄や、安楽死の選択すらされる場合もみられます。
もちろん、個々の性格は異なりますので、すべての子犬に問題が起こるとはいえません。
しかし子犬は「生後60日を過ぎて親離れしてから」引き取ることが飼い主さんにとってもワンちゃんにとっても幸せの選択肢であるということを覚えておいてください。

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