オスは発情しない!? Part.1

2006 / 03

3月:

春になり、徐々に昼間の時間が長くなるこの時期は、猫たちにとって「恋の季節(発情期)」の始まりでもあります。
そこで、2回に分けて猫の発情(シーズン)のお話をしたいと思います。

猫の発情の特徴

  • 多発情
    メス猫は、1シーズン中に発情と休止を繰り返します。発情は約10日間、これを2~3週間おきに数回繰り返します。
    また発情シーズンは、1年に2~3回ほどおきます。
  • 交尾排卵
    オスとの交尾の刺激があって、はじめて排卵現象がみられます。

犬と猫を比較すると

犬にみられる発情のタイプは、通常みられる「単発情」・「自然排卵」です。つまり、1シーズン中に1度の発情で自然に排卵が起こることを意味しています。
犬は「集団行動」を行うため、いつでも配偶者が近くにいる状態にあることから、1度の繁殖の機会さえあれば、十分に子孫を増やすことが可能であることが原因と考えられます。
一方、猫は「単独行動」を行うため、繁殖可能な時期にオスが近くにいるとは限りません。
そのため、「多発情」「交尾排卵」という性質によって、繁殖のチャンスを増やし、卵を無駄にすることなく、子孫を残すことを可能にしています。

オスは発情しない!?

オス猫の場合、発情中のメスからのフェロモン様の物質の影響を受ければ、時期に関係なく、いつでも生殖可能であるため、厳密にいうと「発情する」という言葉は適切ではありません。

動物病院に相談しよう

程度の差はありますが、発情シーズン中は、今までにない擦り寄り・落ち着きのなさ・泣き声(奇声)などといった症状がみられます。
特に猫を初めて迎えた飼い主さんにとって、発情シーズンは耐え難い体験となるケースが少なくなりません。
そのため、この時期は不妊手術を決断するタイミングでもあります。どうしても手術を望まれない場合は、発情行動を中止できる方法もありますので、お近くの動物病院にご相談ください。


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