怖い病気ですー猫の心筋症

2013 / 12

今回は、猫の怖い心臓病である「心筋症」について触れてみたいと思います。

「心筋症」とは?

心臓を動かす筋肉が「ぺらぺらに薄くなる」逆に「厚くなる」などの状態になってしまい、結果、全身に血液を送れなくなる怖い病気です。
犬でもこの心筋症があり、ボクサー等の大型犬・超大型犬に多く起こる病気です。

猫の心筋症の原因は?

明らかな原因は不明です、純血種も雑種も関係なく発症します。
過去には猫にドックフードを食べさせると心筋症になることは有名でした。これは、「タウリン」不足によるものでした。
ご存知のように、現在のキャットフードには「タウリン強化」とうたうものがあるように、フードには十分なタウリンが含まれています。
そのため、下痢等が長く続きタウリンが吸収できない状態や、吸収不良の特異体質である以外、タウリン不足による心筋症はそう見られなくなりました。

心筋症になったら

一番の特徴は、「後ろ足が突然動かなくなる」ことです。
すべてではありませんが、後ろ足に血液を送る動脈に「血の塊」が詰り、栄養や酸素が不足して足が動かせなくなります。この症状は、両足の場合が多いのですが、片側だけのこともあります。また、暖かい血液が末端にまで行き届かないため「足が冷たく」感じることもあります。
もう一つには、急激な呼吸困難です。
全身で一生懸命に呼吸をして、口で呼吸をすることもあります。(※猫が口を開けて呼吸をするのは、緊急事態と考えてください!)
これは、心臓のポンプ機能が悪くなることで、血液の流れが止まり、結果、肺に水が溜まるためです。
心筋症の場合、治療にあまり効果がみられず、残念ながら亡くなるケースが多い病気です。

何か前兆は?

病気は徐々に進行しますが、心臓も何とか持ち答えようとしますので、なかなか前兆現象は見られません。また、血栓や呼吸困難は突然に起こりますので、発見は困難といえます。
敢えていえば、数日前から動かなくなった、咳をする、嘔吐する、食欲が落ちたなどです。
定期的に聴診やレントゲン・血液検査などで健康のチェックを行い病気の早期発見に努めましょう。


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