ノミが大発生?!
2015 / 07
蒸し暑い日が続き、ノミも活動を増してきています。そこで今月は、ノミについて少し触れてみたいと思います。
「ネコノミ」がほとんど
一応「イヌノミ」もいますが、大概は「ネコノミ」が犬や猫たちに寄生します。野外で猫から移される場合や犬・猫の集まるところで移されることが多いです。
吸血が条件
ノミは、卵→幼虫→蛹→成虫→卵→幼虫→蛹…という繁殖サイクルを繰り返しますが、これをまっとうする為には動物の「吸血」が絶対条件となります。
寄生後直ちに吸血!
ノミは新しい動物に寄生するとすぐに吸血を始めます。オスもメスも吸血しますが、メスは体重の10倍以上の血液を吸い、約24時間後には動物の体表で産卵が始まります。
一方、オスは方々動き回りあちこちで吸血をしてまわります。
アレルギーの原因に
吸血時にノミの唾液(異物)が、動物の体内に蓄積されていきます、蓄積の限界を超えると、ノミアレルギー皮膚炎起こすことになります。また、他のアレルギー疾患(アトピー・食餌性)が加わると、より痒みが増長されることがあります。
ノミの糞を探しましょう!
ノミの体は小さく、動きも素早いため、もしノミを1匹見つけたら、他にも数匹いてもおかしくありません。
まず「ノミの糞」を探しましょう。腰から背中にかけて背骨付近の皮膚をよく見てください、「黒い粒」(血液の塊)は動かぬ証拠です。
内服薬が登場!
1回の服用で3か月有効な予防薬が登場しました。従来の垂らすタイプとは違い、雨やシャンプーの頻度などを気にすることなく予防が可能です。また、マダニにも有効です。