はじめての散歩~Part.2~

2017 / 12

今回も先月に引き続き、「散歩」について簡単にふれてみたいと思います。

迷惑行為ばかり

「探索して食物を得る」、「縄張りを守る」といったものが犬たちの本能にあります。例えば、あちこち臭いをかぎ回り、電柱や柱などに尿を掛けて縄張りを示し、目立つように便をまき散らす、あちこち穴を掘る、気に食わない犬と喧嘩する…これらの本能はまわりから見れば迷惑行動ばかりです。

社会にあった散歩を

犬たちの散歩は欠かすことはできませんが、犬の本能のままにすると、迷惑行為をとってしまいます。そのために、飼い主さんが一から社会にあった散歩の仕方を教える必要があります。
散歩の目的は運動不足の解消や排泄行為だけでありません。家庭以外の世界に触れることで、ストレスの発散、他の犬との交流活動、飼い主さんとのコミュニケーション及び犬たちの持つ潜在能力を高めることが可能になります。

飼い主をリーダーとする散歩を

散歩するには行く方向、歩く速度も飼い主さんに合わせ、リードは引っ張らず、飼い主さんの顔を見ながら散歩ができることが目標です。
簡単な「良いことをした時の褒める言葉」・「やめさせるための禁止の言葉」を決めて、上手に出来たら大げさに褒めて、ご褒美を与えてあげましょう。逆に、悪い事をして叱る場合には現行犯のみ限定で行いましょう。
散歩は量より質です。散歩から帰ってきても、まだ活発に動き回るようでしたら不足しているかもしれません。

散歩での注意点

子犬の免疫力は大人と比べて十分ではありません。たくさんの犬たちが集まるところや草むらは、ウイルスや寄生虫等の危険が高い場所なので極力避けましょう。また、犬同士にも相性があり、好意をもって挨拶をしに行ったら咬まれたといった場合もあります。また、拾い食い癖の残る犬たちは、石や串など意外なものまで口にすることもあります。
喧嘩をしそうまたは何か口にしそうという予感がする場合には、Uターンや遠回りをしてとあえず避けましょう。

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