予防シーズンを前に~Part.1~
2018 / 03
今回からは予防シーズンを前に「犬フィラリア症」についてふれてみたいと思います。
犬フィラリアとは?
- 犬たちを宿主とする長細い寄生虫
- 右側の心臓や肺動脈を好んで寄生
- メスで太さ1.5mm×30cm(最大)
- オスで太さ1mm×20cm(最大)
- 蚊が媒介して、感染犬から他の犬たちに虫を移します。
- 蚊の吸血時に幼虫が乗り移り侵入します。
- 犬の体内で移動・脱皮しながら約3カ月で心臓へ到達
- 侵入約6カ月で成虫になり、幼虫を出産して蚊に吸血されるまで待機(数年間は待機可能)
寄生初期では気づかない
病気が徐々に進行しているものの、初期段階においては虫の寄生による被害は小さく、特段の症状は起きません。
そのまま寄生が続くと
虫の寄生による、または、異物等に対する生態反応によって、血液循環の悪化やうっ滞・高血圧になるために以下のような症状がおきます。
- 喘息様の咳
- ゼーゼー息切れ
- 筋肉が痩せて骨ばってくる
- 腹水が貯まりお腹が腫れてくる
- 失神して一瞬気を失う
- 膀胱炎とは違う血尿
- 好きだった運動を嫌がる