猫のアレルギー

2019 / 03

花粉症シーズン真っ只中、毎日辛い日々が続いています。猫たちにもアレルギーがあり、単にアレルギーといっても色々なかたちであらわれます。今回は猫たちのアレルギー全般についてふれてみたいと思います。

「喘息(ぜんそく)」をメインとする呼吸器系のアレルギーが知られています。
喘息の程度は、時々起こる軽い咳から重度の呼吸困難までさまざまです。
「花粉」「樹木」「ハウスダスト」「カビ」などを日常生活で吸引・蓄積し、発症します。どちらかといえば年齢の若い猫たちが多く発症します。
感染症や腫瘍・異物・歯の病気など、異常がないのを確認してから、アレルギーを和らげる治療を行います。

皮膚炎

広範囲なブツブツができます。重篤なケースでは舐め壊すことによる脱毛・出血およびカサブタが見られます。
ブツブツのできる場所から、原因を大まかに推理できます。

  • 尾の周りや腰の部分を中心→ノミアレルギー
  • 顔や首を中心に痒がる→食餌やアトピーの影響
  • 耳の外側のかぶれ→蚊の吸血の疑い

皮膚炎の治療方針:寄生虫の駆除+感染症対策→アレルギー食の試験的投与→改善しない場合はアトピー性皮膚炎と診断します。

嘔吐・下痢

理由もなく嘔吐・下痢が続く場合には、食餌(肉類・牛乳・魚等)に対するアレルギーも考慮する必要があります。
検便や血液検査等を行っても明らかな異常が見られず、嘔吐・下痢が続く場合は、試しに「アレルギー食」をお勧めします。食餌性アレルギーの場合には、数日のうちに嘔吐・下痢が改善します。

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