もう痛くない!
2019 / 07
犬猫たちも糖尿病になります。治療の基本はインスリンの投与で、こまめに血糖値をチェックしながら、安定を目指します。
採血の不要な「人用測定器」が発売され、糖尿病の犬猫たちにも利用できそうなのでご紹介したいと思います。
犬・猫の糖尿病は
【原因】
- 膵臓(すいぞう)で作られるインスリンの「分泌不足」
- インスリンの「作用不足」
- 血糖値が上昇
↓ - 腎臓での糖の再吸収能力の限界を超える
↓ - 尿に糖が混ざる=「糖尿」
治療はインスリンの投与
インスリンを投与して血糖値を下げます。
インスリンの投与がうまくいかないと
- 高血糖→脂肪の分解が進み有害物質が増え体調を崩す
- 低血糖→脳への糖分が不足して意識障害やけいれんが起こり、死亡することも
新測定器
インシュリンの効果を確認するためには、血糖値をチェックしなければなりません。今までは、針で採血し、血糖値を測定する必要がありました。
しかし、採血の不要な「人用測定器」を利用すると、カラダにセンサーを貼り付け、センサーからの情報(数値)を測定器に表示させることができます。
この測定器は血糖値を測るのではなく、細胞間質液の糖分を測ります。測定値は、血糖値とほぼ同じ数値を反映しているようです。
あくまでも人用に作られたものなので、かかりつけの先生とよく相談してご利用ください。