熱中症にご注意ください!

2004 / 07

猛暑や台風…とうとう夏がやってきますね。そこで今回は、夏を迎えるにあたり、ぜひみなさんに知っておいて欲しい「熱中症」についてお話したいと思います。

人間とは異なる体温調節機能

ヒトと動物では、体温調節機能が違うことをご存知ですか?ヒトは、全身にある汗腺(エックリン腺)から汗を出して、効率よく体温を下げることができます。
一方、犬や猫の場合、汗腺は肢先など一部にしか発達していません。そのため、体温調節するのが大変苦手で、かわりに呼吸数を増やして調節を行ないます。

湿度調節にご注意ください。

なかでも、呼吸筋の発達が劣っている老犬や幼い動物はとくに注意が必要です。
また、鼻先の短い犬種(シーズー・パグ・ペキニーズなど)は、生まれつき喉が狭い構造であることが多く、呼吸のしすぎで喉が腫れ、気道がふさがれ呼吸困難に陥ってしまう事例をよく経験します。
もちろん直射日光もよくありませんが、湿度の高い状態にも気をつけるようにしましょう!

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