水分摂取を忘れずに
2021 / 05
気温が上昇するこれからの時期、水分不足は脱水症等重篤な状態に陥る心配があります。今回は体内の水分を中心にふれてみたいと思います。
水分量とその役割は
体内のおおよそ60%が水分だといわれています。
体内の水分は、栄養や酸素および老廃物の運搬・生命活動の化学的変化・体温の調整など生命を維持させるのには欠かせません。
水分摂取・排泄法は
おもに飲水と食餌中の水分から体内に摂取されます。
一日に必要な水分は体重10kgで500ml位とされています。
排泄は、尿・便および不感蒸泄(呼吸や皮膚から水分が蒸発すこと)により体内から排泄されます。
身体に必要な水分量は、ホルモンなどにより「渇き」・「利尿」などで上手に調節されています。
「脱水」
「脱水」は「水分」のみならず「塩分」も不足する事があることを知っておきましょう。
とくに腎臓病・下痢・嘔吐などを起こしている動物・幼弱な動物・老犬・老猫などは脱水症に注意が必要です。
犬や猫たちは基本「汗」がかけないので、体温調節が大変苦手です。新鮮な水・置き水(塩素の抜けた水)等の好みを知ったうえで、水飲み場を複数箇所用意しましょう。また、ペット用経口給水サプリメントを利用して飲水量を増やすこともできます。