元には戻らない関節~Part.1~

2021 / 07

人と同様、動物たちも高齢化や損傷などにより関節に異常をきたします。「変形性関節症」や「変形性脊椎症」は程度の差こそあれ、年齢を重ねると発生します。そこで2回にわたり、関節と変形性関節症・変形性脊椎症を中心にふれたいと思います。

関節は

関節を滑らかに動かすためには、「軟骨」・「関節液」・「関節包」が重要な役割を果たしています。また、関節を支えるための「靭帯」や筋肉と骨をつなぐ「腱」などが、関節を動かしています。

軟骨は

骨の端に軟骨があります。軟骨表面は「ヌルヌル」して滑りやすくなっています。多くの水分を含み、強い衝撃を和らげるクッションの役割も果たしています。

関節液は

軟骨へ栄養成分を供給したり、老廃物を排出したりします。ヒアルロン酸などを含んだ、透明で粘調のあるトロトロな液体です。

関節包は

名前の通り関節を包む厚い膜で、血液から関節液を作り出します。
神経も通っているため、関節の異常を察知して痛みを感じさせます。

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