脳霧になった?

2023 / 02

今では通常に戻りましたが、「脳霧?」を体験しました。今回は脳霧についてお話しをしてみたいと思います。

昨年、新型コロナウイルスに感染しました。
数日で発熱や倦怠感などの症状は落ち着き、通常に戻るかと思ったところ、「ぼー」っとしてしまう状態が続き、味覚や嗅覚を強く感じるようになりました。また、読み書きをするのも不自由さを覚え、パソコンで「自分」を「俺」と無意識に打つことさえありました。

これらの症状を調べたところ、「脳霧」という症状に当てはまりました。
脳霧は名前の通り、頭が霧に覆われたように「ぼー」っとしてしまう症状が特徴のようで、文章が理解しにくい、文章を作れない・組み立てられないことも起きるそうです。

脳霧が起きるメカニズムは、まず、新型コロナウイルスが血液脳関門(脳内に異物を侵入させないための特殊な構造)を傷つける、それによりコロナ抗体や炎症物質などが侵入する、そして、それらが脳内の神経にダメージを与えることによって、発生するようです。

新型コロナウイルス感染後の後遺症は、脳霧以外にも味覚の異常(無いか強いか)嗅覚の異常(無いか強いか)および脱毛などで、多くの人が悩んでいます。感染しないことが一番ですが、後遺症に関する研究が進み、多くの患者さんが救われる手段が早期に見つかることを強く期待します。

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