ダニによる感染症の注意喚起がありました
2023 / 06
先日、厚生労働省より注意喚起の通知が来ました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html
今回は人のマダニによる感染症と動物への予防薬についてふれてみたいと思います。
マダニによる感染症とは
マダニは、野生動物が生息する環境に多く生息しており、裏山や裏庭、畑などにも生息していることから、特に屋外でのキャンプやハイキング、散歩、草刈りなどでダニに咬まれるリスクが高まります。
人がダニに咬まれると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)・日本紅斑熱・ツツガムシ病・野兎病などを引き起こすウイルスや細菌類に感染する可能性があります。
近年では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に発生する地域が広がりを見せています。
犬・猫たちへの影響は
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルス感染が問題視されており、感染すると発熱・白血球減少や血小板減少が見られ死亡することもあります。注意すべきは感染動物から人へ感染する可能性です。
犬のダニの予防薬
当院では内服薬と塗布薬が利用できます。内服薬では、ノミ・ダニの駆除以外にフィラリアを予防する薬も選択出来ます。
猫のダニの予防薬
当院では塗布薬が利用できます。ノミ・ダニの駆除以外にフィラリアの予防なども可能です。
予防薬を投与する目安は、ダニが活発なこの時期から活動が収まる11月頃までです。