鼻の色が違う!?

2024 / 06

梅雨に入るこの6月は、年間で紫外線が一番多い時期でもあります。
愛犬たちも紫外線によるダメージをうけます。
そこで今回は、犬の皮膚への紫外線の影響についてふれてみたいと思います。

ウインターノーズ

犬の写真を見ていると、季節ごとに鼻の色が違って見えることがあります。
クリーム系や白系など被毛の薄い犬種などを中心に、鼻の先端の色が、夏は黒っぽく、冬には薄くなっていることがあります。この現象を「ウインターノーズ」と言います。
これは紫外線が多い時期になると皮膚のメラニン色素の量を増やして黒っぽくなり、逆に冬など紫外線が少なくなると正常な状態に戻ります。

過敏性皮膚炎

紫外線が鼻・耳など毛の少ない皮膚に当たり続けると炎症を起こし、痒み・脱毛、ひどいとただれたりすることがあります。重度の場合には治療が必要となります。

その他

一見するとウインターノーズや過敏性皮膚炎に似ていますが、鼻の周りなどに「ただれ」や「カサブタ」などができる場合があります。
この場合紫外線などが引き金となって「自己免疫病(自分の免疫が自分を攻撃する病気)」や「皮膚がん」になる事が知られています。

人と同じく外出の際にはUVカットグッズなどを利用して予防対策を講じましょう。

category: , 皮膚・毛
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