抱っこできますか?
2005 / 08
優しい目をして背中を丸めたウサギの姿って、なごみますよね。ところが、見た目に寄らずプライドがたいへん高い動物なのです。
スタートする地位が違う?
犬などの場合、新しい家庭に連れて来られた時は、まず最低の地位からスタートします。ところが、ウサギは全く逆のスタートで始まります。
つまり、「元から俺がここのリーダーだ」という態度なのです。
- 用意された場所 → 住んであげる!
- 出された食餌 → 食べてあげる!
こういった認識から、飼主さんは自分(ウサギ)よりも地位が低くなり、絶対といっていいほど、抱っこすら出来ません。
爪切りやグルーミングに大変苦慮して、病院に来院される飼主さんも多くいらっしゃいます。
どうすれば抱っこできる?
地位に関する問題の解決は、簡単ではありません。オスであれば、去勢することにより、「縄張り争いに関した攻撃行動」などを、ある程度、抑えられるようです。
また、短時間でもいいので、抱っこを繰り返し行なうことで、「抱っこされる習慣」をつけるのも対処法の1つです。
地位の改善やひいては爪きり・グルーミングも自宅で可能になるかもしれません。ただし、ウサギの抱き方には、十分な注意が必要です。
暴れるウサギを押さえつけ、無理やり爪きりやグルーミングを行うと、骨折など思わぬ事故につながる可能性があります。
ウサギの抱き方については、動物病院に相談するとよいでしょう。
爪きりやグルーミングに困ったら?
病院に来たウサギは、とても「おりこうさん」になってしまいます。これは、病院は自分の縄張りではないからなのです。
どうしても、大人しくできないウサギは、ウサギを扱えるペットショップや動物病院へ連れて行くようにしましょう。
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