テレパシー?
2006 / 08
今回は「そういえば不思議!」と思うことを解き明かしてみましょう。
こんな経験はありませんか?
ソファーに横たわっていたワンちゃんが、何かを察知したように、不意に耳を立て、ピクッと起き上がる。
そして、おもむろに玄関に歩き出し、ちょうど帰ってきた飼主さんをお出迎えする。これは、飼主さんと飼い犬とのあいだに築き上げられた「テレパシー」のようなものなのでしょうか…?
高い聞き取り能力
実は、ワンちゃんたちには、まだ遠くにいる飼主さんの足音や車の走行音がちゃんと聞こえているためなのです。
犬にはヒトには全く聞こえない高い周波数の音を聞き取る能力があり、飼主さん独特の靴の音やその歩き癖、聞きなれた自動車のエンジン音やロードノイズをしっかり覚えているのです。
祖先がくれた贈り物
犬の祖先といわれるオオカミには、ネズミなどの小動物を捕らえるため、小動物の出す高い周波数を聞き取る聴能力があります。
ワンちゃんの高い聞き取り能力は、この聴能力をそのまま犬たちが引き継いだ賜物なのです。
それこそテレパシー?
それでは、言葉が話せないワンちゃんが、飼主さんの言うことをちゃんと理解できるのは、何故なのでしょう?
それこそテレパシーなのかもしれませんね!?