逆・くしゃみ!?
2007 / 07
「逆くしゃみ」をご存知ですか?
突然「小刻みに息を吸う、荒い息づかい」「口を開けずに連続した咳をする」といった状態になること=吸気性の呼吸困難状態を「逆くしゃみ」と呼びます。
ちなみに通常のくしゃみは息を吐くとき=呼気性の症状です。
どんな時、どんな犬種に多いの?
水を飲んだあとや興奮したときなど、鼻や喉(のど)への何らかの刺激がきっかけで発生し、チワワ・ダックス・ビーグルなどの若齢の小型犬に多くみられます。
また、「痙攣(けいれん)」や「咳(せき)」と症状が似ているために、てんかん発作や心臓病などとよく間違えられます。
なったときの対処法は?
通常は、自然に収まるので何もする必要がありませんが、早くやめさせたい場合には以下の方法を行ってみてください。
- 鼻の穴を指でふさいだり、鼻に息を吹きかけることを行い、一瞬だけ息を止めさせる。
- 喉(のど)を軽くマッサージして「ゴックン」と飲み込む動作をさせる。
裏に重大な病気が潜んでいる可能性が…
単純な逆くしゃみは特別に治療する必要ありませんが、以前しなかった中年以降の犬たちが逆くしゃみをはじめたり、逆くしゃみが重症化した場合には、「腫瘍」や「感染症」などの重大な病気が潜んでいる恐れがあります。注意しましょう。