動物の脱水~Part.1~
2012 / 08
本格的な夏を迎えました。「脱水症状」にならないよう注意しましょう!毎日のように喚起されています。そこで、今回は「犬・猫の脱水」を中心に触れてみたいと思います。
脱水は「水分」の不足だけではない!
汗には、「水分」のみならずナトリウムなどの「電解質成分」が含まれています。大量の汗をかくことは「水」および「電解質」の双方が体から失われることになります。また、水分や塩分の「摂取不足」からも脱水が起こります。
犬・猫たちの「汗」
犬・猫には、汗(水状の)を作る「汗腺」がほとんど発達していません。そのため、人のように体内に蓄積された「熱」を効率よく汗とともに逃がすということができません。かわりに、呼吸を速めて(非効率な発散方法)で逃がすしかありません。
犬・猫たちの「脱水」とは
人のように「発汗」が続いた結果、脱水状態になるというより、
- 必要量の水が飲めなかった
- 食欲不振の状態から水分や電解質が取れなかった
- 下痢や嘔吐が続いた
- 多尿になるような病気にかかった
- 熱中症にかかった
などが脱水の主な原因となります。