動物の脱水~Part.2~
2012 / 09
脱水状態を確認するには…
- 体の皮膚を摘み上げるとゆっくり戻る
- 口の中が乾いている(口腔内の乾燥)
- 尿の異常(尿量が少ない・色が濃いなど)
- 手足が冷たく感じる(血液がドロドロ)
- 指で歯茎を強く押すと白いままである(血液循環の悪化)
- 意識が鈍い・痙攣→これらは重篤な状態
脱水状態なりやすい!
- 老化した動物:筋肉量が減ることで水分を保持しにくい
- 心臓疾患のある動物:全身の血液循環能力が低下している
- 腎臓疾患の動物:多尿になりやすい・腎臓の問題から水分や電解質の保持が難しい
- 肥満した動物:厚い皮下脂肪の影響で脱水の判断がしにくい
- 子犬・子猫:体が小さいため影響を受けやすい
- 短頭種(鼻がつぶれている):生まれつき気道が狭いため、呼吸困難から熱中症にかかりやすい
脱水の対処法
- 水分などを少量ずつ与える
- 高体温であれば応急的に体を冷やす
- 病院で手当を受ける
→これがベストです!!
※人間用のイオンサプライ飲料(電解質の飲料水)を飲ませることについは、脱水の原因によって、塩分や糖分の過剰摂取になる恐れがありますので注意しましょう。