ペットの防災
2013 / 06
東日本大震災以降、東海南海トラフ・東京湾北部など大地震の発生や、富士山の噴火への関心がたいへん高まっています。そこで今回は「ペットにおける防災」について触れみたいと思います。
いまの現状
都筑区では、区の防災計画を立て、区内27の小・中学校を地域防災拠点として、避難生活が送れるよう準備されています。
ところが、ペットと一緒に送れる避難所は整備されていませんし、ペットを収容するゲージ・食餌や飲料水も確保されていません。
自ら備えを
家族の一員のペットでも、飼主さんと同行避難はできないことを前提に、事前に避難方法を考えておかなければなりません。
- 食餌・水:2週間生活出来る程度は確保しておきましょう。
- ケージ:狭いケージ生活にも馴らしておきましょう。
- 必要な医薬品類:治療薬・予防薬など
- 排泄物の処理用具:ビニール袋・ペットシーツなど
- タオル・リード・首輪
- 猫用のトイレ砂・容器
※ペットの避難先を事前に準備しておくことが肝心です。個人単位では難しい問題ですから、ご近所やグループなど共同で避難場所を確保していただき、できれば、雨風をしのぐテントや食餌等の備蓄もあればなお一層安心できます。
マイクロチップ・不妊去勢手術を!
福島の被災地では、飼主不明の動物や、未だ、飼主のいない仔犬・子猫がたくさん産まれています。これを教訓に、不幸なペットが少しでも減らせるように、マイクロチップの装着や不妊去勢手術をお勧めします。
6月3日より、横浜市と公益社団法人横浜市獣医師会で、マイクロチップの装着と不妊去勢手術の助成が始まりました。この機会に、助成制度をご活用いただけたらと思います。
※都筑福祉保健センターでは、「災害時ペット手帳」を作成し、生活衛生課や都筑区獣医師会の会員病院にて数限定にて配布しております。是非災害対策にご活用ください。