猛暑日に注意!動物達の熱中症

2010 / 08

真夏日どころか猛暑日が続く今夏、「熱中症」というニュースを毎日耳にします。
動物たちにも同様に「熱中症」が多く発生しています。
そこで今回は「熱中症」のお話をいたします。

熱中症とは?

ヒトと同様に犬・猫たちも、外気の温度に関係なく一定に体温を保つ能力をもつ「恒温動物」です。
ところが、この体温調節にも限界が来て、平熱より高い状態になった場合「熱中症」になります。

不得意な理由!

ヒトでは体温が上昇すると、「発汗」で熱を急速に下げることができます。
一方で、ご存知の通り犬・猫たちには、「汗腺」が発達していないため汗で下げることはできません。
かわりに、効率の悪い「呼吸」による方法に頼らざるしかありません!

熱中症をみつけたら?

病院に連れてゆく前に、まず家で「冷却」を行ってください!
早ければ早いほど救命の確率は高まります。

冷却する方法

「動脈」が流れている脇(わき)の下・股(また)のあいだに、冷却材・氷などを当てることです。
また、全身を水道水で濡らす、水風呂に浸ける方法も有効です。
ただし、冷やしすぎには注意してください(体温を測定しながら冷却するのがベターです)。

特に高齢動物・短頭種は注意!

このような動物は、安易に「脱水症状」や「呼吸困難」になりやすいため、注意が必要です!
日中の散歩や興奮させることは控え、この時期だけでも冷涼なころで生活させてあげましょう。

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