シャンプーの基本~Part.2~

2017 / 07

前回に引き続き「シャンプー」のお話です。
シャンプーの基本~Part.1~

ベタベタ系

Part.1でふれたフケ系と同じく、細胞分裂が激しい状態にあり「脂の混じったフケ」が次々と作られ、皮膚を厚く覆います。特に耳や皮膚どうしが擦れる部分から始まり、全身に広がります。
遺伝子やホルモン異常が関与しているケースが多く、脂状のフケには細菌やカビ菌が増殖するため、特徴的な悪臭や痒みも伴います。
そのため脂質を溶かす作用と、細胞の過剰な増殖を抑え表面の垢を剥がす作用が求められます。
ホルモンの異常など、原因となる疾患や感染症の恐れがあれば、同時に治療する必要があります。

カユカユ系

アトピー性皮膚炎の皮膚は「皮膚バリア機能」の働かない、隙間だらけの構造になっています。つまり、花粉やダニ・カビなどのアレルギー物質が容易に侵入し、皮膚にアレルギー反応を引き起こすわけです。また、皮膚の水分が少なく乾燥しているため、より痒みを助長します。
アトピー性皮膚炎におけるスキンケアの主な目的は次の4点です。

  • 異物を洗い流す
  • 乾燥を抑える
  • 皮膚バリアを作る
  • 殺菌

アトピー性皮膚炎の治療は困難ですが、上記のスキンケア療法と他の治療を併用すると、薬剤の量が減らすことが可能です。

保湿剤について

  • 保水目的:尿素・乳酸・プロピレングリコール・グリセリン等
  • 水分を逃がさない:ラノリン・ワックスなどの油脂・乳化剤
  • 角質細胞膜成分:「セラミド」の元となる物質でバリア強化

以上のような成分をシャンプー後のトリートメントとして、または滴下剤として利用します。アトピー性皮膚炎やフケ系の対策には必須となります。

来月はシャンプーの実践法についてご説明します。


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