この春の話題から~Part.2~
2026 / 04
尿試験紙とスマホを利用して、尿から猫たちの健康状態を把握するサービスがニュースに載っていました。今回は尿試験紙からわかる病気を中心にふれてみたいと思います。「この春の話題から~Part.1~」もあわせてご覧ください。
新しいサービスは
大学と企業が手を結び、送られてきた尿試験紙に猫の尿を垂らしたものをスマホで撮影して、試験紙の色の変化で健康状態を把握するサービスです。
継続的にサービスを続けることで、尿の状態の変化を経時的に観察できるというものです。
尿試験紙から把握できる項目(新しいサービスの項目ではありません)
- タンパク質
検出された場合(陽性)には、腎臓病や尿路に炎症等の可能性が示唆されます。 - ブドウ糖
陽性の場合は糖尿病・強いストレス・腎臓病を疑う必要があります。 - ビリルビン
陽性の場合は、肝疾患や急速に血液が分解されるような病気(中毒・免疫異常)などの可能性があります。 - 潜血
どこかで出血している可能性を示唆され、腎臓や感染症・炎症等を疑います。 - ケトン体
糖尿病や極度な栄養不良の場合に陽性になります。 - pH
pH6~7前後が正常ですが、pH8.0などアルカリ性に傾いていると膀胱炎や結石症を疑う必要があります。
※これらの尿試験紙だけの結果は「病気の可能性」だけであり、他の検査も並行して総合的に病気かどうかの診断をする必要があります。
